現在は個人で賃貸物件を借りる際に「家賃保証会社」の利用が必須条件としてついている物件が多くなってきました。
また保証人の立て方は大まかに下記3つの方法がありますが
①「保証会社」を利用する
②「連帯保証人」を立てる
③「保証会社+連帯保証人」を用意する
今日は、あまり馴染みのない賃貸契約時の保証会社の役割などについて確認していきたいと思います。
引っ越し経験が少ない方にご参考いただければ幸いです。
予め知っておくと契約も安心ですね。
保証会社の役割って?
賃貸の契約時に借主の連帯保証人を代行し、借主に家賃滞納などの債務不履行があった場合、貸主に家賃を立て替えて支払う(代位弁済)などの業務を行う会社のことです。
利用するには、保証会社に申込みを行い保証会社の審査承認後、物件の契約時に保証料を支払います。
借主側に連帯保証人がいれば、保証会社を利用しなくていい物件ももちろんありますが、最近では物件を借りる条件の一つとして「保証会社必須」の物件が多くなってきました。
保証会社を利用するメリット
入居者は賃貸契約に必要な連帯保証人の代わりに保証会社を利用します。
借主にとっては、連帯保証人が不要で賃貸物件を借りることができ、貸主(大家さん)は家賃滞納というリスクを軽減できるメリットがあります。
※保証人を保証会社に代行してもらう
また、保証会社を利用しなくてもよい物件でも、連帯保証人は一般的に3親等以内の身内の方を用意しなくてはなりません。
学生や社会人になりたての頃は、ご両親が働いているケースが多いのですが、中には「頼める保証人がいない」とか「自分ですべて完結したい」いう方もいらっしゃいます。
そんなときに保証会社を利用すると自分だけで賃貸契約を締結することができるのが便利なところ。
では利用するにはいくら費用がかかるのか見ていきましょう。
保証会社へ支払う費用の相場
一般的には、月額合計賃料の30~100%分を契約時に支払うことが多いです。
例えば
※賃料10万円で、保証料50%の場合だと
→10万円×0.5=50,000円を契約時に支払います。
どこの保証会社を利用するかは、物件の大家さん(管理会社)から指定されているケースが多く、管理会社によって保証会社や保証プランが異なり、金額には変動があります。
この保証料は敷金、礼金などと一緒に初回費用で支払うことがほとんどです。
また、上記の初回保証料とは別に「保証委託更新料」などの費用もかかります。
(保証会社に支払う更新料)
こちらは賃貸契約の物件更新料とは異なりますので事前に確認しておきましょう。
終わりに
私は賃貸の仕事に関わるまで家賃保証会社なんて全く知りませんでした。
賃貸物件を個人で借りる場合は、一部例外を覗いて「保証会社もしくは連帯保証人」が必要です。
住みたいお部屋が見つかったら、その物件の契約条件を早めに不動産屋の担当者さんに聞いておくのがおすすめです。
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