私達の出店エリアの住宅街では、店舗併用型居住用マンションも少なくありません。
ただ私達のような重飲食業が出店するのは、ややハードルが高い(条件が厳しい)のです。
とはいいつつ、これまで28店舗の新規出店の中で、上階に住人がいる物件で7店舗程実績を積んできました。
そこで今日は、店舗併用型マンションでの出店で私達が留意してる点について。
店舗物件を紹介している担当者さんのご参考程度に読んでいただけると幸いです。
マンション併用物件は規約や制限で条件が合わないことも
重飲食業は駅前の店舗併用マンションに出店したくても、候補にすらあがらないケースがほとんどではないでしょうか。
よく募集条件でありますが『※飲食業不可』的な物件です。
オーナー様とっては大切な収益物件。
マンションの顔ともいえる1階店舗。
制限が多いのも仕方ありません。
それだけ立地面や、集客面で優れています。
そもそも飲食店と物販は設備の容量も異なります。
建築の段階で必要な準備をしないと飲食店はできません。
また、店舗併用マンションの制限でよくあるのが
・営業時間
・ライフライン
・火元、キッチン系(ガスは使用不可など)
・内装工事、看板の制限
・マンションの管理規約諸々
ですので「飲食店相談可」的な物件があったとしても条件的に合わない企業が多いみたいですね。
柔軟な運営ノウハウを持っていないと難しいです。
マンション併用物件の出店で留意している点
私達のお店は「浅い年月の短期営業で撤退」というビジネスモデルとは全く異なります。
地域に根ざした店舗づくりで長く運営していくのが前提ですので、大家さんとのWin-Winな関係が必要です。
どういう工事を行い、どういうお店造りをするのか。
はこれから信頼関係を構築していく中で大事なプロセスですので、担当者さんと綿密な打ち合わせをします。
例を挙げると過去の経験上、マンション併用型物件で特に心配されることの一つが「排気」関係。
私達のダイニング&BARは、それほど煙がモクモク!な業態ではありませんが、同建物や近隣に極力影響が少なくなるよう排気設備を設置しています。
平和台店、MOGUMOGUダイニングの排気。影響の少ない店の裏側まで伸ばしました。
物件探しで大事な要素の一つは、「大家さんが安心して物件を貸せる企業(個人)になること」と私は想っています。
お店の外観やお客様からの視点ではわかりませんが、目に見えないところにもしっかり投資を行い、安心して任せてもらえるお店づくりを継続していきます。
▼設備関係に関しては、下記の記事もご参考下さい。
《店舗物件募集のお知らせ》
西武線を中心に25店舗のダイニング&Barを運営している株式会社リキッドでは、店舗物件の募集をしています。物件情報をお持ちの家主様、不動産会社様、お気軽にご連絡をいただけると幸いです。