初回費用の「敷金・礼金」の違いについて。
どちらもお部屋の契約時に入居者が支払うお金です。
賃貸の初期費用で確認したいこと
引越し経験が少ない方や、少しでもお得に引越したい!という人は知っておくと便利です。
敷金(しききん)
いかなる名義をもってするかを問わず、賃料債務その他 の賃貸借に基づいて生ずる賃借人の賃貸人に対する金銭の給付を目的とする 債務を担保する目的で、賃借人が賃貸人に交付する金銭をいう。
出典:民法(債権関係)の改正に関する要綱案
馴染みのない言葉が並んでます。
ざっくりいうと「部屋を借りる人が家主に預ける費用。」大家さんへの担保金。
一般的には、退去時の清掃代等が差し引かれて余った金額が戻ってきます。
敷金ゼロ円の物件もありますが、ほとんどは「クリーニング代」などの名目で入居者が負担する契約が多いです。
募集の魅せ方ですね。
礼金
礼金(れいきん)とは、主に関東地方において、不動産の賃貸借契約の締結の際に賃借人が賃貸人に対して支払う一回払いの料金である。原則として返還されるべき敷金や保証金、建築協力金などとは異なる。近畿地方における敷引き(賃貸人が「敷金」として受領した金員のうち一定額を返還しないこと。なお、当該一部については不返還である以上は法的には敷金ではないとも考えられる。)に相当する。
「礼金」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。
更新日時: 2016年4月10日 11:40 (UTC) URL: http://ja.wikipedia.org
礼金は「戻ってこないお金」です。
賃料の1ヶ月分が相場ですが、大家さん側が条件を自由に設定します。
礼金は安い方が入居者さんにとってお得ですが、練馬区でも新築物件で「礼金2ヶ月」という募集をみかけます。
高いなぁ。。なんて思いながらも案外すぐに募集が終了するケースも多いです。
敷金とは性質が異なりますので、募集要項でしっかり確認しておきましょう。
敷金0円、礼金0円はどうなのか
ゼロゼロ物件などと言われています。
なぜ相場より安くしてるのか。
を考えると「駅から遠い、築年数が古い、賃料が相場より高い、環境が悪い」などの理由で一般的に需要が少ない物件に多いです。
「初期費用にはお金を掛けたくない。」
「駅近や築浅などに、こだわりがない。」
という方は、敷金・礼金が少ない物件に絞って探してみるのも一つの手法です。
安くて自分にあったお部屋が見つかるかもしれません。
まとめ
敷金:契約時、大家さんに預けるお金。
礼金:契約時、一時的に支払うお金。
この2つの費用は、引越しにかかる初期費用では大きな金額を占めます。
毎月の賃料だけではなく、その他の条件をよく確認して素敵なお部屋を見つけてくださいね。