西武池袋線小手指店、開発記録。
前回に引き続き、当時の工事風景を綴っていきます。
物件の引渡しが終了し、工事が進行したところ辺り。
こちらの物件は天井が予想より高かったので「ハンパない開放感」というチャンスをもらった反面、 このポテンシャルをどう活かすか。という所がポイントに。
店内は足場を組んで内装工事
内装工事は脚立でも天井に届きませんので
・施工し難い、工事工程の問題
・店内の空調管理が難しい
という2つの問題が生まれました。
そこで施工に関しては、思い切って足場を組む事に。
店内空調の問題に関しては
初の試みとなる「大型サーキュレーター」4台を投入し、空気をかき混ぜる方法で温度のムラをなくし、店内全体の温度を一定に保つことを意識。
飲食店での「居心地のよさ」は良いお店の必須ポイントですね。
木工事へと進む
図面を基に配線・配管を仕込んで、ボード貼り・床上げに進んで行きます。
いよいよ立体的な構想を膨らませて、「ハンパない開放感」を味方に付けるときが来ました。
基礎部分の工程に大体目処がつき、
「木工事」という工程へ。
木工事は上から見た平面図を「どの高さ?」で「どんな造り?」で、という立体的なイメージが必要になるので、大工さんと大まかな方針を打ち合わせしながら、矛盾が出たときの優先順位を決定します。
物件の開放感を利用し大型ロフト席
さて開放感たっぷりの物件。
この天井高スペースをどう活かすか。
そこで写真中央上を大型のロフト席+ワインセラーを設置することで、スペースを存分に活用することに。
木工事は大まかに、化粧と骨に分かれますが
・骨を立て頑丈さに関わる基礎工事。
・見た目の良さを追求する化粧部分の工事。
この段階まで来ると、イメージが結構湧いてきます。
こうして「ハンパない開放感」という物件のポテンシャルを活かし、10~20名程が着席可の大型ロフト席を作り出すことが出来ました。
次回、竣工時の様子で「小手指赤レンガキッチン」の開発記録を締めくくりたいと思います。
小手指店 赤レンガキッチン
※2017年7月 OPEN
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