12月に突入し、賃貸需要の多い年明けの繁忙期も迫ってきました。
お陰様で引越しのご相談も増えてきましたが、中には「契約更新か、引っ越しするか」で迷っている方も多数いらっしゃいます。
引越しが確定している人は、初期費用の準備や少しずつ物件情報などをチェックして住みたいエリアの相場感などを掴んでおくとよいかと思います。
初期費用については以前も記事にしましたので..
今回は契約更新時に支払う費用のことを。
引越しの初期費用まではいかずとも「契約を更新する場合」でも様々な費用が掛かります。
契約更新時期が迫っている方や、賃貸契約を更新しようと考えている方のご参考になれば幸いです。
お部屋の契約更新時に発生する様々な費用
一般的には下記の費用が掛かります。
・物件の更新料
・火災保険の更新
・賃貸保証会社の更新料
(1年毎のプランも多い)
ではそれぞれ簡単にみていきましょう。
一般的な更新時にかかる費用
■賃貸物件の「更新料」について
住み始めてから2年も経つ頃にはついつい忘れている人も多いのではないでしょうか。
(私もその一人でした..)
居住用の賃貸は2年契約の物件が多いので、2年毎に「更新料」として新賃料の1ヶ月分を支払うケースが多いです。
家賃が10万円だとしたら10万円です。
これは毎月の家賃とは「別に支払うお金」なので予め計画的に準備しておくと安心です。
●更新料の相場●
・更新料なし
・1ヶ月分
・1.5ヶ月分
相場は1ヶ月分ですが、物件によって様々。
賃貸契約書に記載があるのでチェックしましょう。
※物件の更新料がかからない(ゼロ円)お部屋もあります。
■「火災保険」について
火災保険も2年毎に更新するタイプが多く、加入している保険会社から更新の案内が来ます。
費用はプランによって様々ですが、単身用だと15,000円〜20,000円が相場です。
■「賃貸保証会社の更新料」について
賃貸契約時に連帯保証人を立てないで保証会社を利用している人が支払う費用。
保証会社の更新料がある保証プランだと「更新保証料」などの金額がかかります。
こちらも利用している保証会社によって金額と期間が異なります。
・1年毎に「1万円」
・2年毎に「2万円」
・毎月払いで、更新保証料はなし
などなど。
様々な保証会社のプランがありますので、自分が利用している賃貸保証会社の契約書を確認しましょう。
※保証会社については下記の記事もご参考下さい。
賃貸物件の条件にある「家賃保証会社」ってどんな役割?
ここまでが物件更新時、一般的によくある費用ですね。
大きな費用は家賃と同額を支払うこととなる「物件の更新料」ですが、長期間安く住み続けたいのであれば更新料なしの物件に住むのも一つの選択肢です。
では更新料なしの物件はどれくらいあるのでしょう。
不動産業者がよく利用している業者間の物件サイトで調べてみました。
※練馬区
練馬区では「1322件」が該当しました。
※11月27日 時点 ATBB参考
この数には中には定期借家契約も含まれているので、実際にはもうすこし少ない数だと思います。
※定期借家契約については下記もご参考下さい。
物件数が限られますが更新料なしの物件を探してみるのもおすすめですね。
いかがでしたでしょうか。
賃貸暮らしをする上で契約更新がいいのか。
新しい新居に引越ししたほうがいいのか。
次に引っ越す場合は「初回費用」だけではなく「更新時にかかる費用」等も注目して物件探しをすると長い目でみた時に安心ですね。