店舗開発の記録 西武池袋線 小手指

飲食店として開放感のある物件をどう活かすか|西武池袋線 小手指(2)

投稿日:2019年3月23日

小手指店の工事前写真

西武池袋線小手指店、開発記録。
前回に引き続き、当時の工事風景を綴っていきます。

物件の引渡しが終了し、工事が進行したところ辺り。

こちらの物件は天井が予想より高かったので「ハンパない開放感」というチャンスをもらった反面、 このポテンシャルをどう活かすか。という所がポイントに。

店内は足場を組んで内装工事


内装工事は脚立でも天井に届きませんので

・施工し難い、工事工程の問題
・店内の空調管理が難しい

という2つの問題が生まれました。

そこで施工に関しては、思い切って足場を組む事に。

毎回お世話になっている職人さん達

店内空調の問題に関しては

初の試みとなる「大型サーキュレーター」4台を投入し、空気をかき混ぜる方法で温度のムラをなくし、店内全体の温度を一定に保つことを意識。

飲食店での「居心地のよさ」は良いお店の必須ポイントですね。

サーキュレーターで空気をかき混ぜる!

木工事へと進む

図面を基に配線・配管を仕込んで、ボード貼り・床上げに進んで行きます。

いよいよ立体的な構想を膨らませて、「ハンパない開放感」を味方に付けるときが来ました。

基礎部分の工程に大体目処がつき、
「木工事」という工程へ。

木工事は上から見た平面図を「どの高さ?」「どんな造り?」で、という立体的なイメージが必要になるので、大工さんと大まかな方針を打ち合わせしながら、矛盾が出たときの優先順位を決定します。

物件の開放感を利用し大型ロフト席

さて開放感たっぷりの物件。
この天井高スペースをどう活かすか。

そこで写真中央上を大型のロフト席ワインセラーを設置することで、スペースを存分に活用することに。

ロフト席、完成前

木工事は大まかに、化粧と骨に分かれますが

・骨を立て頑丈さに関わる基礎工事。
・見た目の良さを追求する化粧部分の工事。

この段階まで来ると、イメージが結構湧いてきます。

こうして「ハンパない開放感」という物件のポテンシャルを活かし、10~20名程が着席可の大型ロフト席を作り出すことが出来ました。

上ロフト席へ続く階段
ロフト席、完成後の写真

次回、竣工時の様子で「小手指赤レンガキッチン」の開発記録を締めくくりたいと思います。

小手指店 赤レンガキッチン
※2017年7月 OPEN


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