先日、久々に西武池袋線の秋津駅に立ち寄る機会がありました。
西武線沿いに20店舗以上を運営中の当社ですが、秋津駅にもお店が存在します。約47坪と運営店舗の中では比較的大きいお店。
ちょうど秋津店開発当時の記録が残っていましたので、工事当時の写真などを織り交ぜながら、お店の空間造りについて3点ほど掘り下げてみます。
①お洒落だけど普段使いできるお店
「人に紹介したい飲食店」といえばどのようなお店が該当するでしょうか。私は立地に問題がなければ「商品、接客、お店の雰囲気」この3つの要素が大事なのかなぁと考えます。
この内、お店の内装・雰囲気ですが、地元や職場など普段利用するローカルエリア駅での外食を「いつもより少しだけお洒落な空間を提供したい。」という想いがあります。
空間に関してはいわゆる「オーセンティックBAR」のような内装雰囲気とは異なり、肩肘張らず、気軽に利用できる空間に仕上げています。
奇をてらった内装のお店も希少で素敵ですが、私達の展開しているような住宅街の駅ではあまり非日常的すぎると、普段使いしづらくなる。という考えです。
(個人的にはオーセンティックなBARでお酒を飲むのは大好きですが..)
②内装費は出し惜しみしない
秋津店の当時の工事風景。
(BARカウンター付近)
実はこの今にもこぼれ落ちてきそうな偽岩。
某テーマパークの岩山をモチーフにしたアトラクションの一部を創った造形職人さんに手伝っていただきました。
このようにちょっと特別な内装を施した経緯もあり、初期投資はかなり大きくなりましたが蓋を開けてみると大満足の結果に。
但しあまり凝りすぎて、一部の人しか楽しめないようなお店になってしまうと本末転倒です。地域に根づいて長く運営していくには、「いつ誰と行っても安心して楽しめること」の方が大事。そのための空間・内装を心がけて毎回店舗づくりしています。
③物件、地域の特性に合わせた店舗造り
物件の内装はリゾートチックなお店が多いですが、あまりしつこくならないよう街の特性や物件によって様々。お客様の層は20代〜60代の社会人層の方々を中心に幅広くご利用いただいてます。
秋津店は、この大きい箱をどう活かすのか?が工事当時のポイントでした。
結果、船をイメージとした客席と今にも天井から岩が落ちてきそうなロングカウンターをメインに開放的なリゾート空間が出来上がりました。
①お洒落なのに普段使いしやすい内装
②内装費は出し惜しみしない
③物件、地域の特性に合わせた店舗造り
以上、店舗づくりの内装や空間、3つのこだわりでした。
秋津店もお陰様で今年で7年目に突入します。
JR武蔵野線への連絡駅(少し歩きますが..)となっている、西武線の秋津駅。
秋津近辺に馴染みのある方は是非一度お楽しみくださいませ。
はじめての方は「えっ、秋津にこんなお店あったの!?」とテンション上がると思いますよ。
西武池袋線 秋津駅 徒歩1分
秋津アイランド&ビーチ (※食べログページに飛びます)
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